引っ越しのエアコン移設
「引っ越しで、エアコン移設すると高いのかな…」
「エアコンだけ移動させるには、どうすればいいんだろう」
そんなエアコンの悩みはありますよね。
そこでこの記事では、エアコンの引っ越しについてまとめてみました。
みなさまのお役に立てれば幸いです。
引っ越しでの、エアコン移設と新規購入
あなたは、引っ越しでエアコンの移設が必要になった場合、こんな方法が頭をよぎりませんか?
いま持っているエアコンを置きっぱなしにして、引っ越し先で新しいエアコンを購入する。
お金を出して買ったエアコンを置いていってしまうので、もったいない気がしますが、一瞬頭がよぎりますよね。
エアコン新規購入時の、家電量販店別の取り付け料金
まずは、エアコンを新しく購入した場合の、家電量販店ごとの取り付け料金を表にまとめてみましたので、ご覧ください。
部屋の広さ | エディオン | ケーズデンキ | ジョーシン | ビックカメラ | ヨドバシカメラ |
---|---|---|---|---|---|
〜12畳 | 12,200〜 | 9,515円〜 | 10,000円 | 9,800円 | 9,796円〜 |
12畳〜 | 15,000〜24,000円 | 14,500円 |
※ 料金は変更になっている場合もあります
上記のエアコン移設費用のほかに、もちろん、エアコン本体の購入代金がかかります。エアコンの値段は、部屋の広さや、機能、メーカーによって、ピンきりです。参考までに、とある家電量販店のキャプチャを貼り付けておきます。
エアコンは、家電リサイクル法の対象家電
エアコンは、家電リサイクル法の対象家電ですので、もし処分するなら、費用がかかります。リサイクル料金は、メーカーによって異なりますが、家庭用の一般的なエアコンなら、1,620円ほどです。
この金額は大したことありませんが、問題なのは加えて、取り外し料金がかかること。エアコンをみてみるとわかりますが、壁に穴が空いて、外の室外機につながっていますよね。この取り外しは、素人には簡単にできません。
この作業を業者に依頼すると6,480円〜10,800円くらいが相場となっています。置きっぱなしで引っ越しできるならいいですが、業者に依頼して取り外し、リサイクル料を払って捨てるなら、エアコンを移設したほうがよさそうです。
ちなみに、5年以内の新しいエアコンなら、買取業者に売るという選択肢もあります。数千円から、最大15,000円程度で売れる可能性があるので検討してみてもいいですね。
エアコン移設の料金相場
エアコンの移設作業の相場は、9,000円〜20,000円程度となっています。移設ですので、取り付けと、取り外し料金が含まれたものです。
別料金がかかるケースは、配管パイプ・ドレンホース・電線・プラブロックといった部材の取り換えが必要な場合です。また、冷媒ガスの補充が必要だったり、100Vと200Vの電圧変換工事をおこなうときにも費用が別途かかります。
このあたりは、専門家に相談をしないとわからないですよね。エアコンを移設するなら、まずは見積もり&相談できるところでやるというのが鉄則です。
移設と新規購入、あなたはどちら?
これまでの記事をまとめると、新規購入するにしても、いろいろな費用がかかりますよね。
あなたは、どちらがいいと思いましたでしょうか?
ちなみに、エアコンの平均寿命は、単身世帯で14.9年、3人以上の世帯では13.6年だそうです。
(2017年内閣府「消費動向調査」)
ですので、長年使用した古いエアコンなら引っ越しを機に買い替えもいいですが、もしそうでないなら、わたしは移設を選ぶのがおすすめです。
当然、新しく買うより、エアコンを移設したほうが、かかるお金は安いです。それに、まだ使えるのに、もったいないですしね。
そこで、次の項目で、無料で見積もり、移設が安い、面倒なしという点にこだわって、エアコン移設の見積もり方法を紹介していきたいと思います。
- 無料で見積もりできる
- 移設料金が安い
- 業者任せで、一切面倒なし
- いきなり申し込みでなく、見積もりからできる
無料で取れる! エアコン移設の見積もりおすすめ2選!
おすすめのエアコン移設料金の見積もり方法は2つあります。
どちらがおすすめかを診断するために、あなたにお尋ねします。
「あなたは、現時点で、引っ越し業者が決まっていますか?」
下記から、回答を選んでクリック!
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このサービスは、複数の引っ越し業者にまとめて引っ越しの見積もりを申し込めるというもの。
各社の見積もり料金を比較して、もっとも条件の良い業者にお願いすればいいので、最安値の引っ越し料金を選ぶことができるんです!
わたしも、エアコンの移設の有無に関わらず、引っ越しをするときには、必ず利用していますが、アート引越センターのような大手でも、相場よりも大幅に安くなっています。
さて、気になるエアコン移設についてですが、このサービスの申込みを進めていくと、下記のような引っ越し荷物の選択画面が出てきますので、エアコンの取り付け・取り外しを希望する場合にはチェックを入れてください。これだけで、引っ越し料金+エアコンの移設料金が見積もり、比較できちゃいます!
しかも、エアコンの移設はオプション料金なのですが、最大50%OFFとなる工事割引クーポンもついてくるので、激安! たとえば、10,000円〜15,000円の場合、クーポン料金で7,500円〜となります!
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もし、利用したい業者が見つからなくても、お金は一切かかりませんので、相場を知るだけでも利用する価値があります!
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平日割も実施していて、最大3,000円も安くなります。さらに、安いだけでなく1年保証もついていますし、最短で翌日工事も可能と、対応が素晴らしいのもいいですね。
実際、わたしもエアコンサポートセンターを利用しましたが、対応が早く、工事の人は、さすが専門業者。手際よく片付けていってくれて満足でした。
料金の安いところで済ませたい人は、これ一発でOKですので、ぜひ利用してみてください。もちろん万が一、見積り料金に納得できなければ、申し込みする必要はありません。
ちなみに、エアコン移設だけでなく、取り付けのみ・取り外しのみの工事も対応してくれます。
また、引っ越しを機に、エアコンの性能を復活させたい方は、エアコンの分解クリーニングも依頼してみてください。
ネットで購入した新品エアコンの取り付け工事
さて、ここで、わたしの実際の体験談を記述しておきます。
エアコンを激安ネット通販で購入
11月に、1DKの部屋から、2LDKのマンションに引っ越しをしました。リビングにエアコンは付いているのですが、ほかの部屋にはありません。
冬はなんとか寒さをしのいだのですが、夏になると耐えられず、新品のエアコンを1台購入しなければならなくなりました。
家電量販店のヨドバシカメラで料金を見たら、シャープのプラズマクラスター(AY-D22EX)が81,360円。これにはエアコン取り付け工事費が含まれています。また、10%のポイント還元があるので、実質は73,224円と言えるでしょうか。
一方、ネットで見ると、最安値業者が47,500円。こちらは取り付け工事費が別ですが、それでもかなり安いですよね。
家電量販店に、シャープからの応援販売員がいたので、その理由を聞くと、ネットがおどろくほど安いのは知っているけど、理由は自分にもわからない。その金額に合わせることはできないので、値引きできても数千円だけとのことでした。
それなら、さすがにネットで購入した方がいいと買ってみました。購入したのは「premoa|プレモア」という名前のお店。PCボンバーも同じ値段でした。送料無料です。
翌日には届きましたので、取り付け工事を頼んでいなかったので慌てました。そこで早速、新品取付業者を手配。突然で困っていたのですが、エアコンサポートセンターは最短翌日に取付工事をしてくれます。ネットでも、エアコンの移設、新品取り付け工事などが安いという評判でした。
ネットから申し込むと1分ほどで完了。その後、見積もりをもらい、作業は3日後に決まりました。
エアコンの取り付け工事
エアコンの取り付け工事当日になると、朝、業者の方から電話が入り、具体的な訪問時間を伝えてくれます。私の場合は夕方の取り付け工事となるとのことでした。
定刻通りやってきて、作業をしてくれている間に、気になっていたことを聞いてみました。
まず、なぜ量販店が高いか。
これは、ズバリ工事費が本体に含まれているからだそうです。やはり、ネットで購入するほうが、家電量販店より安いようです。
また、取り付け工事業者さんは、複数の会社と契約をしているそうです。エアコンサポートセンターのような会社がいくつかあるそうなのですが、エアコンサポートセンターが新品なら一番安いといっていました。
今回、私は配管用の穴あけはありません。まず本体を室内に設置し、配管類の取り付け(テープ巻き上げ)。そして、室外機を取り付けして、最後に真空引き作業。ごく一般的な流れのようです。
そんなこんなで作業は1時間30分ほど。完全に無駄のない動きで、テキパキと作業は進んでいきました。試運転をして正常に動いていることを確認して終了となりました。新品のエアコンから暖かい風がでてくると、やっぱり嬉しかったです!
エアコンサポートセンターの料金
エアコンサポートセンターでは、取り外し・取り付け込みで9,000円〜。引っ越しで新居に取り付ける場合だけでなく、同じ家の別の部屋への移設工事などの対応も可能です。
新品で購入したものは(配管用の穴あけから真空引きまでの作業)、12,500円(税抜)からの格安料金で請け負ってくれます。ネットで激安エアコンを購入した場合でも、お得に依頼することができてしまいますね。
エアコンサポートセンターのオプションサービス
エアコンサポートセンターは、これまでのノウハウ、お客様の声をいかし、いろいろなオプションサービス、工事も低価格で行ってくれます。移設の際には、エアコンクリーニングなどのオプションもおすすめ。
分解クリーニングでホコリ・カビなどを徹底除去すると、暖房・冷房効率が回復したり、それに伴って電気代が安くなるといった期待もできます。
エアコンが生まれ変わりますよ!
エアコンサポートセンターの対応エリア
エアコンサポートセンターの対応エリアは全国です。東京から大阪に転勤とかのように、引っ越し元でも、引っ越し先でもどちらでも対応してくれるので、心配ないですね。
エアコンサポートセンターの最短納期
エアコンサポートセンターでは、最短で翌日工事が可能なので、急ぎで取り付けたいというときも任せられます。
※ただし「最短で」翌日工事が可能となりますので、夏場などの繁忙期には希望に沿えない場合もあります。
エアコンサポートセンターの保証期間
さらに、いざというときのために、エアコンサポートセンターでは施工保証1年間が付いています。
工事が終わってしまったら、それで終了、ではなく、工事完了後も手厚くサポートしてくれるというのも嬉しいです。例えば冬場に施工しても、翌年の夏も保証期間内なので、暑い夏になって、「あれ、エアコンがおかしいぞ」となっても心配ないですね。
エアコンサポートセンターで施工したエアコンの調子が「おかしいな」ということがあったら、まずは連絡しましょう。
エアコンの取り付け工事の口コミ
ここでは、エアコンの取り付けのほかのかたの口コミを掲載しておきます。
スマホから申し込みしました。およそ20分後にエアコンサポートセンターの担当者から電話がありました。業者の方ではなく、このホームページの会社の方のようです。こちらで、エアコンを取り付けする状況を確認、その場で見積もりをもらいました。
取り付け工事料金はキロワット数によって変わるようなので、エアコンのメーカー名、型番などがわかれば、キロワット数を調べてもらえます。不明の場合は、それでも工事可能ですが、見積金額が変わる可能性がありそうでした。
私の場合は、新品エアコン。ネットでは13,000円(税抜き)とありましたが、実際、見積もり料金も全く同じでした。
工事日も最初言われた日数より、早めに対応してくれました!
工事日当日になって、1つ問題がありました。それがホースの長さ。今回設置するエアコンの室外機を置く場所に、もう一台のエアコンの室外機が既に設置されていたのです。そうなると、もっとホースを延長しなければならず、プランに含まれている4mのホースでは足らないのです。
ただ、調べてみると、家電量販店や、その他の業者で頼んでも基本プランは4mまで。延長する場合は1m3,000円というのが同じですので、どこで頼んでも同じだったと思います。
ちなみに、室外機を2台重ねて設置する方法があり、スッキリするので一戸建てにはおすすめだけど、うちのような賃貸マンションだと料金的には高いので、ホース延長がおすすめと親切に教えてくれたのが嬉しかったです。
また、賃貸マンションですので、壁に極力傷がつかないようにする提案もしてくれたでの、エアコンサポートセンターを使ってとても満足でした!
引っ越しのタイミングで、エアコン分解クリーニング
エアコンはクリーニングすることがとても大事です。
しかも、定期的に行う必要があります。
その理由は、キレイにメンテナンスすることで、エアコンの性能を最大限に保つことができるからです。
逆にしっかりときれいに手入れをしておかないと、性能は劣化しますし、冷暖房の効率も悪くなって、電気代もかさんでしまいます。
そして故障やトラブルの原因にもなってしまうのです。
フィルターの掃除
エアコンのクリーニング、もっとも効果を発揮するのが、フィルターです。
これはできるだけ多くの回数、たとえば週に一度でも掃除機などでキレイにするとよいと、説明書などにも書いてあるのではないでしょうか。
フィルターがホコリやカビなどで目詰まりを起こしてしまうと、空気の出入りがスムーズではなくなってしまいます。
つまり、風量や冷却、暖房の能力が低下してしまうのです。
定期的なフィルターのクリーニング、大事ですよ!
エアコン内部のパーツ、室外機のメンテナンス
エアコン内部のパーツ、あるいは室外機のパーツもきれいにすることで、エアコンの能力を維持することができます。
逆にメンテナンスしないと性能低下してしまいます。
性能だけではありません。
エアコンから出る空気のきれいさ、これもエアコンのメンテナンスをすることで、だいぶ違ってきます。
エアコンの内部の汚れを放置すると、エアコンから出る風にカビやダニなどが含まれてしまい、それらをまき散らす・・・考えただけでも怖いですよね。
エアコンクリーニングをするメリットは、そういう健康被害を防ぐという面もあるのです。
分解クリーニングは引っ越し時に行うのがおトク!
フィルターくらいなら、自分でも掃除できますが、一年に一度はプロの業者にお願いして、徹底的に掃除するのがおすすめです。
引っ越しの予定があるなら、そのタイミングで分解クリーニングをやってもらうといいでしょう。
分解には大きな手間がかかりますが、移設とまとめてやることによって、取り外しの手間が一度で済むため、おトクな料金でできてしまうのです。
エアコンの分解クリーニング、おすすめ業者は?
さて、エアコンの分解クリーニング格安業者といえば、ここまでの記事でもご紹介しているエアコンサポートセンターです。
このエアコンサポートセンターでは、分解クリーニングの他に、移設(取り外しや取り付け工事)などの見積もりも無料でお願いできます。
サイトを見てもらえればわかる通り、かなり格安の料金でお願いできますので、ぜひ、チェックしてみてください。
定期的なエアコンクリーニングが必要な理由
エアコンクリーニング、定期的にやったほうがよいです。
梅雨時、蒸し暑くても窓がなかなか開けれない。そしてエアコンをかける。じめじめ蒸し蒸し、カビがどんどん発生・・・。そしてエアコンをかけると何ともいえないニオイが。汚れのたまったエアコンは恐ろしいことになっています。
それに動かすのによけいなエネルギーが必要です。つまり電気代がよけいにかかってしまいます。エアコンは家庭の電化製品の中でも一番電力を多く使うもの。エアコンクリーニングをきちんとして、電気効率をあげれば、節電、省エネにつながります。引っ越しなどで新しい家に越してきた時も、チャンスかもしれません。
さて、エアコンクリーニング、どのようにやったらよいのでしょうか?フィルターは毎日のお掃除で比較的簡単に掃除可能ですよね。でも、エアコンは内部も結構汚れているのですよ。内部にカビやホコリが結構たまっています。これは花粉症やアトピーなどのアレルギーの原因にもなると言われています。ですので、エアコンを分解して、中の隅々まできれいにした方が絶対によいです。
家庭ではなかなかできない内部までのエアコンクリーニングはプロの業者に頼むと良いでしょう。中のアルミフィンやフィルターをすみずみまで洗浄。キレイにしたあとは防カビ、防臭などの処理もしてくれるところもあるので、その後も長くきれいなエアコンを使う事が可能です。
業者によっては、環境にやさしい洗剤を使ってくれるところもあるので、たとえば赤ちゃんやペットのいるご家庭などで安心ですね。
自分でエアコンの移設、取り外し・取り付け
引っ越しをする時に、あるいは新しく購入した時に、エアコンの取り外し・取り付けを、自分でやってみたいと考える人もいると思います。
ただし、エアコンは取り外しも設置もなかなか大変な作業です。
エアコン移設の事前準備
エアコンを別の部屋に設置するために移動するとき、まずは室内機、室外機ともに設置作業をするためのスペースをしっかり確保、確認しておく必要があります。
室内機の下にタンスやテレビなどがあると、脚立を立てることもできないので、空けておくのがポイント。
また、エアコン本体一式、そしてリモコン、それから必要な長さの換気ホースもチェック。
目安として、同一階に室内機と室外機を置く場合、目安として約4m必要です。
「ポンプダウン」とは?
まずエアコンを取り外すときは「冷媒(れいばい)」を室外機に回収するという作業が必要です。
この作業を「ポンプダウン」といいます。
室外機からパイプ、室内機を循環している冷媒を室外機にすべて戻して、栓をしてしまうということです。
ポンプダウンをきちんとすることで、配管を外しても冷媒が漏れませんし、再度取り付けた際にガス(冷媒)を補充する必要がありません。
この作業をしないとフロンガスが大気中に放出され、環境汚染に繋がってしまいます。
「ポンプダウン」の手順
モンキーレンチと六角レンチがあれば作業は可能です。
- エアコンを冷房運転にする
- 室外機のコンプレッサーが回っていることを確認する
- パイプ(高圧側)のバルブねじを締め切る
- 数分待つ
- 低圧側のねじを締める
……と書いていると簡単そうなのですが、実は結構技術が必要です。
ガスが抜けて失敗し、コンプレッサーを壊してしまう、ということも。
高圧側のパイプと低圧側のパイプを締めたり接続したりする際に、やはり専用の工具がないと、どうしても接合がうまくいかないということもあります。
配管類の取り外しと、配管の穴を埋める作業もあります。
また、移設先への取り付けに関しては、新しい管をつないで、真空ポンプでひいて……などと、家庭用の道具では難しい面も多々アリ。
椅子などに乗って高いところの作業をするのも危険です。
配管類をテープでまとめるなど、見た目をすっきりさせるのもポイントです。
室外機の設置も、水平に設置できる場所に土台となるブロックを置くなどしなければなりません。
というわけで、エアコンの取り外し、取り付けは素人にはとても難しい作業なのです。
手順ややり方を間違うと、エアコンを壊してしまったり、危険が発生するかもしれません。
費用をかけたくない気持ちはわかりますが、経験者でもない限り、エアコンの設置や移設はプロの業者に依頼するしかない作業だといえます。
エアコンを買い替えたほうがいい場合
エアコンを買い替えたほうがいいかどうかお悩みなら、ここでポイントのひとつになるのが、お持ちのエアコンの製造時期や使用年数。
最新型のものは、省エネタイプのものがほとんどなので、買い替えれば、その後、継続的にコストダウンすることが可能になります。
消費電力差を考えると新たに購入する方がよいということもあります。
もうひとつ、旧居と新居の部屋の広さの違いなどでも、新しく買ったほうがよいのか、既存のものを使えるのか、変わってくるポイントです。
6畳用のエアコンを、12畳の部屋で使用するなどは、冷房効率、暖房効率が落ちますのでおすすめできません。
この辺りも含めて、引っ越しの際に移設するか、新しく購入するかを検討してみてください。
エアコンを新しく買うならいつが安い?
エアコンを移設せず、新居で新しく購入することを決めたなら、できるだけ安く手に入れたいですよね。
エアコンを購入するならいつがいいかというと、やっぱりお買い得な時ですよね。
霧ヶ峰 MSZ-FZ6318S の価格推移グラフ(価格.com)
安いエアコンなら8月上旬がよいです。
グレードが高い機種は10月〜12月頃がお買い得な時期だと言われています。
基本的にエアコンは一年に一度新機種が発売されます。
それはだいたい10月頃であることが多いです。
当然、発売したての時が一番高く、それから1年間かけて徐々に安くなってきます。
ですので、生産完了時期の直前が一番安くなると言えます。
ただ、そういうときは在庫限りとなり、望みのものが手に入らないかもしれません。
例えば売れ筋モデルなら多少は在庫が多いのですが、少し大きめなどだと在庫が少ないのでより厳しいという状況があるようです。
エアコンが売れる時期は家電量販店同士の競争が激しくなり、それに伴い価格も安くなってくることとも考えられます。
ちなみにそれはいつかというと、夏のボーナス時期。
これからエアコンが必要になるな、と誰しもが思う時期です。
しかし、それよりも、秋が深まった頃、先述したとおり、最新モデルが出る前くらいになると、それまで最新型だったものが型落ち寸前になり、価格が下降気味にになります。
価格比較サイトなどをよくチェックして、エアコンの値段の推移などを確認するといいですよ。
夏や冬の引っ越しなら、エアコンが安い時期を待ってはいられませんが、その他の時期の引っ越しなら、お買い得な時期まで待って購入するのもよいでしょう。
エアコンの新規取り付け工事の作業内容と料金
家電量販店などでエアコンを購入すると、エアコンの工事もお願いすることができますが、その工事料金はどのようなものなのでしょうか。
もちろん取り付けるエアコンの種類や配置する場所や環境によって料金は異なってきます。
一般的に「標準の取り付け工事」の内容というと、配管パイプ(室外機から室内機をつなぐパイプ)の取り付け。
これはだいたい4mが標準になっています。
その他、それに伴う配管用の穴あけ作業といったところでしょうか。
料金の目安はだいたい1万円から2万円といったところのようです。
ちなみに、標準取り付けの工事では、配管して、ドレンホースをテープで巻き上げるという仕上げ方が多いですが、化粧カバーなどでうまく配管を隠すという工事方法もお願いできます。
別料金になりますが、壁の色と合わせて設置することにより、例えば道路や庭、玄関側など、人の目につきやすいところに配管する場合も、きれいに設置することができるのでおすすめです。
また、エアコンには専用のコンセントが必要となりますが、そのコンセントやブレーカーなどの交換、変換作業も1,000円から12,000円くらいで依頼することができます。
屋根の上に設置なども可能です。
費用に関しては、設置場所などによって工事の料金は異なってきますので、購入時や、工事の申し込み時にしっかり内容と料金を確認するようにしましょう。
賃貸マンションの備え付けエアコンを取り替える場合の注意点
賃貸マンションの部屋の備え付けエアコンが壊れた。
あるいは古くなって動きが悪くなってきたきたから新しいものと交換したい。
そういう場合もあると思います。
賃貸マンションやアパートに備え付けのエアコンは、通常の場合、メンテナンス(修理、交換)は大家の負担で行います。
ちゃんと冷暖房が機能していないようなエアコンが設置されていたとしたら、大家に言えば対応してくれるでしょう。
ただ、完全に壊れていないうちに、もっと新しいものがよいとか、性能がなんとなく悪くなってきたということであれば、自分で負担せざるを得ないかもしれません。
自分ですべて負担するとしても、備え付けのエアコンを自分で取り替える場合は、大家にきちんと了承を取っておく必要があります。
少なくとも、住んでいる間は問題ないかもしれませんが、退去時に問題になります。
場合によっては、新しく性能のいいエアコンに付け替えた状態で退去するにも関わらず、入居時の状態でないからということで、別途費用が発生、なんていうことにもなりかねません。
ですから、備え付けの物はすべて「借りている」という意識をしっかり持って、持ち主である「大家」にしっかり確認をすることが重要です。
ちなみに、契約時に重要事項説明書などに設置が明記されているような設備に関しては、故障の原因にもよりますが、家賃に含まれる経費として扱われます。
ですから、もしガス漏れなどの状態になってしまったときは、きちんと大家に取り替えを要求するほうがよいですよ。
賃貸マンション・アパートのトラブルを避けるためにもおすすめです。
エアコンの室外機だけ移動する方法
エアコンの室外機だけを移動したい、という場合もあるかもしれません。
室外機をそのままずらせる範囲ならいいですが、もし大きく移動するという場合は、ペアコイルというエアコンの冷媒を循環させている管を交換しないといけなくなります。
ですから、一度循環している冷媒を、外部ユニットのコンプレッサーの中に戻す必要があります。
これは、エアコンを取り外すのと、ほぼ手間が変わらないので、「エアコンの室外機を移動するだけ」とはいえ、かなりの作業になります。
室内機と室外機の管を折り曲げるなどして冷媒(ガス)が漏れてしまうと、再度充填しないと使えなくなってしまいます。
ですから、素人が簡単に出来るものではないようです。
ちなみに冷媒を補充するのも追加で料金を支払いさえすれば、業者のほうでやってもらうことは可能です。
一方で、配管の長さを変えることなく、ちょっと場所を移動する程度なら比較的簡単にできます。
ただ、ホースがテープでぐるぐる巻きに固定されている場合があります。
このテープを外すことは特に問題ありませんが、折れたらおしまいなので、とにかくパイプ(管)が曲がらないように、慎重に作業することが必要です。
当初エアコンを取り付けるときに、きっちりと見栄え良くきれいに取り付けしていたら、動かすのもちょっと大変かもしれません。
とにかくあまり無理せず、ちょっと難しそうだなと思ったら、業者に素直に依頼するほうがよいでしょう。
家電リサイクル法とエアコン処分の費用
古いエアコンを処分する場合、そのまま捨てればいいといわけではありません。
家電リサイクル法施工により、エアコンなどを処分するときには所定の費用を支払う必要があるようになりました。
対象となる家電製品は、家庭用の
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ式)
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
です。
それぞれどの家電製品か、またはメーカー名によりリサイクル料金が異なります。
ちなみにエアコンでみても、色々な種類があります。
業務用エアコンは対象外ですし、また、家庭用のものでも、例えば天井埋め込み型のエアコンや壁埋め込み型のエアコンなどは対象外です。
料金についてですが、一般的なエアコンは1,575円です。
まれにメーカーによっては2,656円のものなどもありますので、処分するときにはきちんとメーカーを確認することが必要です。
手続きに関しては、購入した小売店や買い替えをする小売店などを通してするのが楽かもしれませんね。
その場合、料金を販売店が回収してくれることも可能です(ただしそれができない店舗もあります)。
あるいは住んでいる地域の自治体に申し込みをし、料金を郵便局に振り込むという方法もあります。
申し込みをしたあと、きちんとメーカーが引き取り処理をしてくれたかどうかを確認することができます。
せっかくの資源、正しくリサイクルして有効活用したいですね。